俺のMass murder2018凄かった総括

本日仕事納めです

ということでブログも今年はこれで納めようかなと
俺、家のPCではブログ書かないんで(堂々たる仕事中書いてる宣言)

とりあえずWORLD END MANの"USE MY KNIFE"
遂にSpotifyにも参上
もちろんiTunesその他、以下リンク一覧で降臨中

linkco.re

 

そして俺たちメンバーによるUSE MY KNIFEの全曲解説が「激ロック x HMV」コーナーでどどんと登場しているから。しっかりと読んでおくように。いいね?

www.hmv.co.jp

この全曲解説、もっとこれの10倍くらいの長さでやりたとこだがまぁまぁよく書けてる気がする。しかし、中里てめぇは下品でダメだ!




2018年は今思えば最高の1年だった
人生で一番〇〇だった!とか言いたいけど、昔のことなんて事細かに覚えてないのでぶっちゃけ比較ができない

けども

「人生で一番〇〇だった!!」ってエモスクリームしてしまいそうなくらいにいい一年やった

良いことばかり起こったわけではないし
良いことと悪いことの起こった比率なんて1:9くらいで悪いことの方が圧倒的に多いんやけどね。それは例年通り

ただ色々なことで成果が残せたので最終結果発表でドン

良いことと悪いことの割合が10:0!

って感じ


ツアー行って
アルバムも出せて

これってプロのミュージシャンなら当たり前のサイクルなんやろうけど
俺みたいに普段普通に働きながら、DIYですべてやってるバンドマンにとっては最高に贅沢な成果。ありがたや~ありがたや~って感じ


前にもどっかで言ったけども、俺はプロのミュージシャンにまったくなりたくない

安定した収入を超愛してる
そしてこれはバンド運営にも現れてると思うけど、オレ超仕事人間だ
仕事を愛してる。そして仕事が得意だ

そして何よりも俺は「音楽だけやれ!」と言われたら何もいいものが創れないと思う
1日で平均2時間音楽とか創作活動に費やしてるとして
その2時間というのは単に自分のクリエイティビティーを形にしているだけの時間であって、そのクリエイティビティーのアイデアが育ってるのは残りの普通に過ごしてる22時間なのだ
冷静に考えて創作活動時間に生まれる狂気なんてフェイクでしょう
普段普通に生きてる中でしかマジな狂気なんて感じるわけないし
俺の場合、家で1人になって机に向かって「よし!創るぞ!」ってなってはじめて拷問について考え始めるわけがないですからね。普段道歩いてる時とか、それこそ働いてる時とか?これまでの生きてきた過程で湧いた感情がないとそんな発想出てこないわけで


2018年のこと書こうと思ってたけど
話逸れたわ

とにかく2018年は自分なりによくやったなぁ~
超ハイパーフル稼働した


最後になったが2018年こんだけ充実したのは心の底からメンバーのおかげだわ
当たり前やけど、メンバーに恵まれたからこそバンド活動が恵まれた
みんなで頑張ったからこそ成果がでた

イヌイ、うめぼ、コハラに感謝やな

俺みたいな無茶苦茶なやつとよく一緒にバンドやってるな笑
世界中どこでも喧嘩するし、日本のバンドマンで俺と一緒にやるってけっこううわぁ~って思うこともあると思うんだけどw

来年も4人で成し遂げようや!


2018年最後の最後の月で仕事とバンド以外でも凄い素敵なことあったしね
人生はほんと~~~~~に不思議だわ

ああ、2018年人生で一番最高だった!!(超絶エモスクリーム)

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USE MY KNIFEジャケットアートワーク秘話

昨夜、"USE MY KNIFE"がiTunes store, Google Play, Amazon musicでも無事リリースされました

 

ココで各サイトへのリンクがまとめてあるよ!→

linkco.re


Spotifyその他はまだ審査中っす
あと2~3日中にはBOMBされる予定

ということで

審査に引っかからないとは思うが(Spotifyにはもっとグロいブルデスのジャケもすでにいっぱい流通しているため)

たまに国内のなにがしかの諸々審査では時間がかかってしまうことのあったこのUSE MY KNIFEのCDアートワーク

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俺の中ではまったくグロくない
むしろ美しく神々しい部類だ
もはやクリスチャン・ラッセン

アルバムを制作することになった時
俺はもう誰にアートワークを依頼するか即決だった
なぜなら俺はこのアルバムのアートワークがブルデス史上一番好きだからだ

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このアートワークを最初に見た時はマジで震えたね
ブルデスだけじゃない
すべてのこれまで見たCDジャケットの中で一番好きだ
色使い...意味不明さ...プリミティヴでありつつ、どこかアーバンな感じもありつつ、ちょっと未来的でもある
いや、理屈っぽいことはやめましょう
単純にかっこいいいいいいいいいい!!!


俺はすぐさまCerebral incubationにこの画家を紹介してもらった

連絡取ってみるとなんとこの人、Carnal Decayのこれも描いた人だった

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終わった。巨匠だ。ブルデス界のラッセン


そしてすぐさま彼と俺のアートワークコンセプトすり合わせが始まった
俺はアルバムタイトルは5年前のWORLD END MAN結成時から"USE MY KNIFE"と決めていたので(アルバムタイトル等の詳しい話は今夜激ロックからリリースされる予定の「激ロック x HMV特別企画"USE MY KNIFE"全曲解説」をご覧ください)

俺がまずコンセプトのたたき台を作ることになった
ちなみに彼は「お任せ」というのが出来るらしくほとんどのバンドさんは「お任せ」コースで1から10までデザインをやってもらうらしいのだが、なんちゃってアーティストの私、ご存じMVでもなんでも自分で作りたい。オレの作品だからオレの世界観を全部ブチ込むんだうわぁぁぁああああ~~~~~~!!!!!

そしてまず最初に彼に送った私の絵コンテがこちら

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wwwwwwwwwww
色々ツッコみたいのは分かりますが、我慢してくださいw

まぁけどこれが俺のアイデアの第一版
こっから数回修正は入れたけど、これがアレになるんやからプロってすごいw

この第一版では指示してないが、俺のこだわりとして"女性を拷問はやめてください"というリクエストはした。なぜなら俺自身が女性を拷問するファンタジーを抱いたことがないからだ。俺はいつだって俺にナメた口を聞いた男を長々拷問したいと思っている
なので、完成版に女性の遺体が描かれてあった時はちょっと...抗議したなw
俺の抗議は結局軽くいなされましたが...笑

ほんとはもっと強く抗議すればよかったんだけども、完成版ができた時俺はヨーロッパツアー中だったのでもうなんかメールやり取りすんのもTV電話すんのもダルくてあきらめてしまった笑

まぁ今はこのアートワークに100%満足してるからいいんやけどね
だってこれよりインパクトあるCD、タワーレコードとかHMVで見たことないでしょ?


俺も最初にタワレコででっかく展開されてるの見てビビったもんw
なんか当たり前みたいに並んでたしね
こうやって世の中も時代も変わっていくのかなぁって思った
自分たちがその変化のミッシング・リンクになれたみたいですげぇ気分いいわ


ユーズ マイ ナイフ珍道中


ユーズ マイ ナイフが僕たちをどこへ連れて行ってくれるのだろうか...(突然の詩的表現)


USEMY KNIFEリリース後、西から東の色んな店舗様へご挨拶にお邪魔しております

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まことにありがとうございます
この他にもでっかく展開してくださっている店舗様も多数あるみたいで、僕たちがご挨拶に伺える店舗数には限りがございますが、心より感謝しております

そして...."予想外にww" めっちゃくちゃ売れてるっぽい

これまで全国展開でここまでバーンと試聴機に入ったり、展開されたりしてこなかったデスメタルというジャンル
そして俺たちときたらこれって何を隠そうデビューアルバム

いきなりこんな激アツな待遇で皆様に取り扱っていただいて、感謝の言葉も御座いません

しかしそれと同時に

俺は自分たちがその待遇に値しないとは思わない
充分に、十二分に値すると思ってる

俺たちのはただのデスメタルじゃない
デスメタルですら無いかもしれない
デスメタルじゃないよ
これはWORLD END MANだ
USE MY KNIFE聴いた人達、それはWORLD END MANというジャンルだよ
俺たちが発明したんだ

もっともっといろんな人にUSE MY KNIFEを聴いてほしい
世界中の人に聴いてほしい

俺たちはそれに値する



1st アルバム "USE MY FUCKING KNIFE"降臨

遂に

遂に

出ました

WORLD END MAN デビューアルバム "USE MY KNIFE"


個人的には耐え難きを耐え、忍び難きを忍び

ようやくメンバーに恵まれ

生み出すことが出来ました


暗黒縦ノリ残虐デスメタル
普通のデスメタルとは全然ノリもグルーヴも違うと思います
こっちの方が凄いぜ!って意味じゃなくね
ジャンルが違うと思う
これはデスメタルっていうよりWORLD END MANじゃないかなと思います

俺たちはそれを発明したんだ

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*昨夜、フラゲ開催中TOWER RECORDS NU茶屋町店様にて



SLAUGHTERHOUSE TORTURE DECAPITATED GENOCIDE

おとつい大阪駅で前方にシーシェパードのロンT着た白人の兄ちゃんがいた
日本であのロンT着る神経が分からないな
思わず話かけてしまったわ
俺はシーシェパードが大嫌いだ
理由はここで細かく説明するまでもない。俺は別に「俺が嫌いだからみんなも嫌いになろうキャンペーン」をここでするつもりもない
俺が世界で唯一のシーシェパード嫌い人間であったとしても、俺はあいつらが大嫌いだ
和歌山までわざわざ行ってお年寄りをいじめるようなクソども
俺たちの国の誰かのおじいちゃんとおばあちゃん
いじめるやつはニーガンばりに釘バット(ルシール)で頭カチ割って回りたい

さきごろ来日したあのクソメタルバンド
昔、俺がアメリカで話したとき、日本は捕鯨してるから行きたくないとか行ってたくせに涼しい顔してきてやがったな笑。楽屋まで行ったのに避けやがったな笑。TwitterでI LOVE JAPANとかつぶやいてやがったし
ベジタリアンやめたんかな。焼肉連れていってあげたのに

俺はベジタリアンを批判する気はない
動物が好きなんやろう。俺も動物好きやで
まぁ勝手にやってくれりゃあいい。俺も勝手に肉食ってるし
食べるもんのチョイスなんて個人の自由なんやから
が、やつらの中にはドヤ顔で肉食を攻撃するヤツがいる
それはマジでテロだ
宗教が違うからって人を批判してるのとまったくもって同じこと
食は宗教に勝るからね。そんなとこ批判されるのは終わってるやろ
環境テロリストはクソくらえだ

もし食べられてる動物たちが話せたとしよう
俺はそいつらが食べられてることに文句言うとは思わないな
野性だったら生きるためには食うでしょって
立場逆だったら俺らも人間食ってるぜって言うと思う


俺は昔、ベジタリアンのイギリス人女性と同棲してた
なんで自分でもそんなことしてたのかな...笑って不思議だけど、いやぁ俺も若かったからルックスに釣られたな!
日本でスーパー行ったとき、卵買おうとしたら「ちょっと待って。この卵を産んだニワトリは放牧で飼育されたか、檻の中で飼育されたか確認してきて」ってキレ口調で言われた.....

おいっ!!!!!ここ、大阪府八尾市のライフやで!!!???

パートのおばちゃんに俺がなんでそんな質問するねん!!


その割に生理遅れた時、妊娠してたら堕ろすって発狂してたし
人間の命はどうでもええんかい笑!って思ったけども
まぁその程度のモラルのくせに生命について語るやつもいるよな
クソみたいな自分にどうでもいい付加価値を付けようとするのは勝手やけど、それで他人を批判されちゃたまらんな

人類みんなに言えることだが、自分の正義なんて他人にとっちゃクソ同然
俺たちはみな平等に罪人だ(一番の罪人はうめぼだがな)



一度、その女性が機嫌めっちゃ悪い日に目の前でガツガツ肉食ってたら

「あなたはその動物たちが、SLAUGHTERHOUSE(屠殺場)でTORTURE(拷問)されて次々DECAPITATED(斬首されて)GENOCIDE(虐殺)されてる動画を見たことないの!?」

って怒鳴られた

終わったわ
一文で俺の好きな単語4つも盛り込んできやがった...

全然聞こえてたけどもっかい聞きたくて「え?なんて?」って聞き返してしまったのはここだけの話

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アルバム発売まであと1週間!!

USE MY KNIFE発売まであと1週間

MVも公開から今日で1週間



アルバム発売までのあいだ
ガンガン見てくれ
で、デスメタルあんま知らないお友達にもガンガン教えてやってくれ

今回のアルバム、マジでDICKIES履いてツーステップしているお友達にも是非聴いてほしい。オレも若いころは毎日DICKIES履いてたからな!

そういうラウドロック愛してるけどデスメタルは通ってない人に是非聴いてみてほしいな。聴いて「なんやこれ!うるせぇだけや!!」ってなってもそれは個人の趣味嗜好だから仕方ないし、「うお~!なんやこれ!血沸き肉躍るぜぇ~!」ってなってくれたら引き続きディグってくれたら幸いだし....まぁ聴いてみなわからんやん?
とりあえずね、"聴いてみてもらえる" そのチャンスが俺たちは純粋に欲しいだけっす

アルバムリリースされたら
イヌイによる曲解説、俺による歌詞解説もここで掲載するつもりやから
コアなファンは楽しみにしといてくれよな!


俺が作った音楽とか絵などのアートはもちろん俺のクリエイションなんだけども
鍛えたり、知識つけたり、ふざけたり、日々構築している自分自身も俺のクリエイションなんだなぁと最近思ったりするわけ
I am my own creationってわけ
そう思うと俺はもっとやりたいことやって自分をプロデュースしたいなって思うわけ

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【今日はイヌイがコラム書きました】~ゲストライターLil イヌイ~

ということで予告通り
今日のコラムはうちのギタリストであり、"日本語ラップ麒麟児" Lil イヌイが登場です

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2018年8月
ヨーロッパツアー

2018年12月19日発売1stアルバム:USE MY KNIFE
からの新曲
”Silence the Neighbor”のミュージックビデオの公開。

そして1stアルバムUSE MY KNIFEのリリース。


これらの話をなんとなく振り返りも含めて印象に残っている部分や僕目線な話をみんなに伝える事が出来たらな〜っていう感じで進めて行きます。

GtのINUI(なおといぬい)です。

そもそも今回のアルバム、ヨーロッパツアーの段階では曲は出揃っていて、ヨーロッパツアー中はミックスマスタリングの工程に移っていた。


まず、今回MVに選ばれた”Silence the Neighbor”は今年の2月に既に完成していた。
この曲が出来たきっかけを僕は明確に覚えているんだけど。
WORLD END MANのスタジオ中、休憩の際に何気なく僕が弾いたフレーズをKiyoさんが『お前それめっちゃええやん。それで曲作ってや。』っていう一言から始まってて。
すぐに家に帰って形にした、っていうかその日で8割”Silence the Nieghbor”の基盤が出来上がったのだ。本当に速攻だった。もしデスメタルの神がいるならあの日は僕に乗り移ってたと思う。でも勝手に俺の体を使うな、キレるぞ。。。とはいうものの。

今年の1月頃から作曲し始めて、Silence the Neighborよりも前に何個かネタはあったワケよ。
多分3〜4曲?程かな?まぁ〜〜〜〜どれもクソ。笑
クオリティが段違いすぎたんだよね。でもそのクソ曲も生まれてよかったのよ。
クソは出さないと体に悪いし、クソを見ないと何がどうしてクソなのかって判断できないから。

そんなこんなで”新曲”が完成し、今年の3月〜4月あたりにWEMは合宿に行く事になる。
UMEBOさんの加入もあり一泊二日という長いようで短い期間だけど音楽に集中する日。
いわばバンドの合宿練習である。

確かにUMEBOさんは東京だし、Kiyoさんや僕は大阪でどうやって練習すんの?って疑問があるでしょ?

なんと大阪のスタジオにはドラムを叩いてくれるサポーターがいるのだ。こいつがまた太っちょで金髪でメガネでさらには日本人離れしたような顔っていうとんでもないヤバイ奴がいる。あと草野球をしている。っていう、、、死ぬほど真面目でいい奴なんだけど。。。笑
表に出ないスタジオサポーターがそんなイキフンを醸し出しているもんだからWEMは裏も表もエンターテイメントなのだ。

 

そして”合宿先”でUMEBOさんとの合流
その合宿の1日目に”新曲”のタイトルがKiyoさんから発表された。

”Silence the Neighbor”

そう、この曲こそが今回ミュージックビデオとして公開された曲。

”Silence the Neighbor”

 

だった。
凄いでしょ。これ制作費0円。
監督 脚本 編集 主演 Kiyoさん。

俺もうこのMV1万回みた。

 って言うネタは宣伝したいのでやめておいて。


Silence the Neighborの制作秘話についてはこのコラムに掲載されているので是非読んで欲しい。
でも僕は現場にいたわけで、後にも先にもあんなにもKiyoさんがテンパってるのを見るのはこの日だけだと思う。。。笑 カメラマンの吉田さんをぶん殴るんじゃないかと少し心配だった。。笑 

でも完成形がこれだから凄い。

 

そして話を少し戻して。”Silence the Neighbor”と言うタイトルが発表された合宿。

僕は英語が一ミリもわからないけど、”Neighbor”という言葉にゾクゾクした。
意味はわからなくても僕は曲名や歌詞、曲を構成している音から、その曲の意図を考えるのが凄く好きで。特にNeighborなんて言葉を前に押し出したり使っている日本のバンドは僕の中では一人も知らない。
人それぞれと言えばそれで終わりだけど、言葉にも流行り廃りがあったりして
ジャンルや時代によってよく使われている言葉はあると思うからそういう事に注意しながら音楽を聴くともっと音楽が面白くなるかもしれない。
ちなみに僕は”ワンチャン”っていう言葉が死ぬほど嫌いだ。😡

合宿の1日目に
曲名がKiyoさんから”Silence the Neighbor”と告げられて
僕『Neighborというと隣人?静かな隣人ですか?』
みたいなアホな質問をした、そしたらKiyoさんが『隣人を黙らす。』って言ったのだ。
映画を全然見ない僕はその瞬間頭の中にナタを持ったジェイソンが思い浮かんだ。(ジェイソンが正解ではないんだろうけど。笑

つまりスプラッターなアレだ!!!なんていうか、リアリティを凄く感じた。超常現象や念力なんて話じゃない。人の悪意や憎悪が生み出す一番ヤバイやつだ。。。。
僕はKiyoさんがつけた”Silence the Neighbor”というタイトルに”本物の人”感を感じたのだ。。。。笑
もうドキドキした。産まれた感がいいやん?笑 曲が。笑 目を描く的な笑


そして僕達は一日中スタジオに入っていた。
夜はお酒とか飲んだりして楽しんだけど、特にヤバイと感じたのは、、、その宿。

木と山に囲まれているのだ。

これはどういう事かというと、大自然のど真ん中。
つまり野生への恐怖である。

夜中に僕がタバコを吸いに外に出るとガサガサと聞こえる。
すぐに戻りそれを伝えたら。Kiyoさんと調査することに。。。

正直二人とも超ビビってた。相手が鹿でも小動物だとしても。(音が完全に小動物じゃない気がしたんだけど、、、笑

野生はとにかく怖い、真っ暗闇。予測不可能。
そしておそらく野生動物は生への執着が半端ではないのだ。
(僕は以前に暗闇の山をIphoneのライトを片手に下山した事があるんだけどその時も途轍もなく怖かった。。。)

マジで終わったと思った。

っていうか暗闇すぎて動けない。
ジーーーーっと二人で漆黒の茂みの中をみていると、ガサっという音を最後に何もなくなったのだ。

でた。

サーモメンチだ。

本来、機器を使用しないと人間は熱を視認することはできないがこの”Kiyo”という男、

やってしまうのだ。

しかしサーモメンチは自身の眼球にも大量の熱を帯びてしまうので身体への負担が凄まじいと聞く。
その後Kiyoさんは酷く寝込んだ。

結局その日の音の正体を聞けるような状況じゃなかったので結局分からずじまいで夜が明けてしまった。
そして無事合宿2日目を僕たちは迎えたのだ。。。

 


今回12月19日に発売する1stアルバム
USE MY KNIFEのアルバムのご予約は皆さん済ませていますか?
先行予約特典があるので今のうちに是非ともGETしてください!😡
Tower records先行予約(ポスター)

WORLD END MAN/USE MY KNIFE - TOWER RECORDS ONLINE
・disk union先行予約(缶バッジ)

WORLD END MAN / ワールド・エンド・マン / ユーズ・マイ・ナイフ / 【ディスクユニオン・オリジナル特典:缶バッジ】 | diskunion.net HARD ROCK / HEAVY METAL ONLINE SHOP
HMV先行予約(ポスター)

USE MY KNIFE : WORLD END MAN | HMV&BOOKS online - GR-64

ちなみに僕の手元にはCDとポスターがすでにあるわけだが。
このポスターがチョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かっこいい。
内容はUSE MY KNIFEのジャケのポスターなんだけど
チョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かっこいい。
このジャケ凄いよね。
全員死んでる!
終わってる!

僕はデスメタルのジャケのことをあまり知らないけど、大体メインになる犯人みたいなやつが残酷なことしてる最中のジャケが多い気がするんやけど。
全員死んじゃってて最高だなーって思った。

そしてアルバムについてなんだけど。
まず是非みんな買って欲しい。マジで!

このアルバム、内容は超シンプルだ。
12月19日待ち遠しいよなぁぁ!!

USE MY KNIFEはKiyoさんと僕が主に曲のアイデアを出し合って作ったんだけど。
こんなこと言うのアレなんだけど、、僕デスメタルをほぼ知らない。
僕が唯一大好きなデスメタルは芸歴27年目松竹芸能所属のDying Fetus師匠だ。

なので合宿の帰りの車内や、スタジオ前にKiyoさんから色んなアイデアを貰った。
そもそもデスメタルって???って言うようなところから入ったり。
シンプルにこんなんかっこいいよね〜みたいな感じで。


そして行き着いたと言うか、このノリ!みたいなところで合致したのが。

”縦ノリ”だった。

僕もKiyoさんも縦ノリが大好きだ。Kiyoさんは実際ニューメタルが大好きでHIP HOP的ノリも大好き。僕も勿論HIP HOPが好きだ。

超激烈ヘビーなビートダウンって言うのもできたと思うんだけど。
ノリって大事やん?人生においても。
全部ノリやん?そうやって俺ら教えられてきたやん!なぁ!

でも勿論ビートダウンもあるよ!ただやっぱり認識としてはここでは縦ノリって言いたい。
イキな感じするし。って言うかまぁそれはこれからアルバムを聴いてくれる皆んなの判断で良いんですけどね!笑

なんていうか僕が思っていたのは”踊れる”っていう感覚が凄く大事だな〜って思っていた。
ガチのダンスみたいな話じゃないよ??笑

なんていうか、、ノリが良い!みたいな?
身体動いちゃうな〜的な?
そんな感覚。
それを凄く意識した。
街中でもちょっとリズムのってるっぽいやつって
おっ?なんかアイツいけてんじゃん。
ってなるでしょ?

勿論ライブに来て思いっきりモッシュでもいいんだぜ👍

 


そして内容がシンプルって言った理由については

gekirock.com

先日公開された激ロックインタビューも合わせて読んでみて欲しい。

そして今回のアルバム、
ノリが良い。
ブルータル。
ジャケがパナい。
そして歌詞カード!これがまた面白い。
多くを今は言えないけど、とにかく隅々まで楽しんでいただきたい。



そして話はヨーロッパツアーへ。
(1日ずつ書くと流石に長すぎるので印象的なところだけ。)


〜2018年8月〜
本当に待ち遠しかった、っていうよりも実感がわかない部分も正直あった。
だってヨーロッパツアーだぜ!?
凄くない!?
正直これはただの自慢になってしまうし。
っていうよりも僕的には生涯誇りに持っていいことだと思っているんだけど。
僕はまだ24歳だ。そんな奴がヨーロッパツアーに参加できるんだ。
しかもそのヨーロッパツアーの中にフェスがあって
お相手はOriginやThe Black Dahlia Murder
Misery Index
さらにはDying Fetus師匠が出演する大規模なフェスがあるわけだ。
凄すぎる。

将来息子が出来たら自慢したい事ランキング1位だ。
いや、それよりも僕が父になったら『お父さん昔こんなのしてたんだよ。』って”Silence the Neighbor”のMVを見せるのも効果的かもしれない。

 

〜空港からチェコ、スイス〜
Kiyoさん、コハラさん、僕は空港で飛行機を待っていた。
上海経由でチェコに行き。チェコから車でスイスに移動。
スイスから遂にヨーロッパツアーが始まるわけだが。

なんと僕達6時間ほど空港で飛行機を待っていた。
飛行機がこないのだ。結局別の飛行機に乗ってチェコに無事着いた。。。

チェコではUMEBOさんとの合流。
僕達はメインの観光地に繰り出しチェコを楽しんでいた。
凄い場所だ、建物が洒落ている。物価が安い。
酒がうまい。
飯屋が決まらず観光地の広場で、早よ決めろ!って言ってKiyoさんが寝転がっちゃったりで僕達のテンションはもはや高校生だ。。。笑

そして次の日スイスへの移動。
今回ツアーのスタッフを務めてくれたホンザとぺピンとの合流。
ホンザは凄くいい人でプロフェッショナルだった。僕達をアーティストとして引き立ててくれる。
どのライブハウスでも、ライブ中の飲みのものは?と聞いてくれたり。
極寒のドイツにて宿を探してくれたり。プロのスタッフだった。

ただこのぺピンという奴がとんでもない奴だったのだ。。。。


まぁ初日は普通にスイスについた。
これまたスイスが綺麗なところで僕とKiyoさんは散歩していた。
現地の人が知らないのいいことに僕達は日本語で下ネタを連呼していた。。。笑
一通り散歩が終わりライブハウスに戻る途中現れたのはCARNAL DECAYのVo.Michaelだ。
今年6月の来日公演の時はKiyoさんが受け持っていたので勿論WEMも一緒にライブした。

このCARNAL DECAYのライブん〜〜〜まぁすごかった。笑
会場の盛り上がりもメンバーの演奏も。

そして次会った時はスイスだ。なんて素敵なんだ。
ていうかその日のライブPAはMichaelだった。

ライブ後はCARNAL DECAY が用意してくれた宿で寝泊まりをすることになるんだけど、その宿がまあ凄いその宿の中にライブハウスが二つある。
しかも超デカイ箱だ。ライブハウスがあるってことは勿論バーも合ってその晩はCARNAL DECAYが大量のお酒を振舞ってくれてかなり飲んだ。

このときどういう話の流れか覚えてないけど、確か体育会系的なノリが合ってそれを見たCARNAL DECAYのボーカルMichaelに
『どうしてお前はキヨにやり返さないの??』みたいなことを聞かれた。

こいつはバカなのかと思った。


死ぬほど酔いがまわってきたところで何故か僕達は川を目の前にパンイチだった。
気づいたら皆んな飛び込んで遊んでた。

全員バカだった。



〜Death Feast Open Air 2018〜
超ビールを飲んだ。ライブが終わってもキャンプ地から爆音のデスメタルが流れている。
こんな場所があったんか。。。

1日目はWORLD END MAN出演日。
もうめっちゃ楽しかった。

なんて言えばいいかわからないけど、楽しかった以外に思いつかない。笑
別になんのアレもなく純粋に楽しかった。。。笑
ただただ演者としてもWEMツアーとしても一人の客としても全て楽しかった。

この時やりきった感、っていうのはまださほど感じていなかった。だってまだツアーの序盤やん!これからっす!って感じだったもんで。

そしてライブが終わり酒を飲み、その晩。極寒で死にそうになった。
8月のドイツの夜は寒すぎた。。。。

3日目
”Dying Fetusの出演日
最高だった。泣きかけた。泣いた。
そりゃ好きなアーティスト目の前にしたらやばい。

そして問題はこのライブ後だった。
Dying Fetus終演後
楽屋でUMEBOさんKiyoさん僕が座りながらボーーーっとしてた。
片付けられていく機材を見ながら。

なんだこれ!
これがエモい!なのか?!笑
実際二人がどう思っていたのかわからないけど。
この時、『これ、、、まだツアーの序盤やで。。。』
みたいな話をしていた。
でもやっぱりそれくらいに楽しかったし、会場はデカイし。
そりゃ、、、そうなるよね!笑

 

ツアー中はいろんなところに回った、田舎も中心地みたいなところも。
どこにいくにしても、せっかく来たなら現地を楽し見たいのにこれを妨げる野郎がいた。

ドライバーのぺピンだ。

前述した通り、ぺピンはとんでもないやつだった。
死ぬほどマイペース。現地入り時間ギリギリに着く。
ヤバイ。

マイペースって書いたけど、マイペースでもないかもしれない。
このぺピンは一回のパーキングが死ぬほど長い。
大体トイレが長い。

特に東京組のメンバーは帰りの飛行機の問題もあったため最初からかなり心配していた。
大阪組みは一応1日あけて航空券を取っていたのでまぁ問題はなかった。(しかし後にこれが大問題になる)

まぁ帰りも心配だけど、このツアー自体が心配だ。

そして心配が最高潮に達したその時、
Kiyoさん『ちょっと行ってくるわ!コハラ!お前もこい!』

行ってしまった。

そうだ、ぺピンは誰を相手にしてるかわかっていない。
もう終わった。

数分たつと3人が帰ってきた。

車に乗り込んだ瞬間は誰も何も言えなかったが、車が出発して少しするとコハラさんいきなりの
『いぬい、調子どう?ツアー楽しんでる?笑』発言。

何がだwww

勿論ツアーは楽しい笑
しかしいきなり『調子どう?』って言われてもこっちのセリフだと言いたい。笑
いや、コハラさんなりにムードを察知して喋ってみたんだと思うのだが。。。笑
結果的にコハラさんが喋り始めて、UMEBOさんが『どうなったんすか?』
って言って事の真相を聞くきっかけになったんだけど、、、笑

結果的にぺピンはシメられたのだ。Kiyoさんに超シバかれたらしい....笑

そこからのぺピンときたら超素直な奴だった。
っていうよりも打ち解けた感があったような気がした。
ただ本当にこのタイミングでこの出来事が無かったらずっとこのままだった思うし、この出来事があってよかった。っていうか無かったら最悪のツアーになっていたと思う。
UMEBOさんはこの話で大爆笑してすごく調子が良くなっていた。。。笑

 

ベルギーだかフランスにいく車内では
僕達は完全にビートたけしになっていた。
というよりもココリコ遠藤がするビートたけしのモノマネのモノマネだ。。笑
何故か超盛り上がって日本語が通じないぺピン相手にずっとビートたけしのモノマネをしたり、事あるごとにビートたけしだった。
全員死ぬほど似てなかった。。。。笑
どうしてあんなに盛りがったのかわからない。。。。笑


僕達はツアーを終えチェコの空港に居た。
東京組が先に帰り、大阪組は一日滞在するのだ。
シメられたぺピンは予定よりもかなり早く着いてくれた。
この時日本では台風が来ていた。

その心配もあったがどのみち大阪組は1日残らないといけないので、その日もチェコにいた。
1日目に行ったチェコの飯屋に再びいきそのあとはホテルで軽く打ち上げしていた。
本当に楽しい2週間だった。中々できない経験をさせてもらってKiyoさんに本当に感謝だ。

最終日のスロバキアではKiyoさんとUMEBOさんと僕との会話がそんな感じになってちょいエモだった。。。笑
いや!でもそうなるでしょうよ!だってツアーの最後の日だし、特にKiyoさんはツアーの全てを任されているわけで、、、それの最終日ときたら!ね!、、ね!笑


そして大阪に帰る日、チェコ〜上海へ事件が起きる。
チェコ〜上海〜大阪なのだが、
上海〜大阪が台風の影響でストップしていた。

その日は上海で泊まるしか無いとのこと。

終わった。

帰れない、ニュースを見ると関空がヤバイことに。

僕達3人はホテルに着き、絶望的な雰囲気になっていた。
ここでKiyoさんが、『ちょっともっかい行ってくるわ。』といい空港に向かった。

コハラさんと僕はKiyoさんの帰りを待っていた、何分たっても帰ってこない。
2時間経っても、空港でなんとかしようとしてくれているKiyoさんが脳内に浮かんできた。

気づいたら僕は寝ていた、起きてもKiyoさんはいなかった。
そこからまた数時間、、コハラさんが叫んだ『うおぉぉっ!キヨさん日本着いたって!!!』

わっ!!!!!!!

帰った!!!!!

キヨさん帰っちゃったwwwwwww

大阪は無理だったけど広島になんとか着いたらしい笑
この報告は僕とコハラさんにはかなりの吉報だった。
帰れるのだ。しっかり日本に帰れるのだ。

なんとかできる!

僕達は次の日空港に向かい、英語ができないなりに日本に帰りたい事を伝えたがその日はダメだった。広島も岡山も。

そして次の日も。


そしてその次の日も。

その次の日も。。。


もうKiyoさんが帰ったあの日からもう3ヶ月ほど経ちます。

僕は未だ上海のプードンにいます。
プードンは途轍もない田舎です。

家にドアは無く、川の色は茶色で、この街に髪が赤いやつなんていません。

また何かあればご報告させて頂きます。谢谢