【今日はイヌイがコラム書きました】~ゲストライターLil イヌイ~

ということで予告通り
今日のコラムはうちのギタリストであり、"日本語ラップ麒麟児" Lil イヌイが登場です

f:id:kiyothewarlock:20181211102640j:plain



========================================================

2018年8月
ヨーロッパツアー

2018年12月19日発売1stアルバム:USE MY KNIFE
からの新曲
”Silence the Neighbor”のミュージックビデオの公開。

そして1stアルバムUSE MY KNIFEのリリース。


これらの話をなんとなく振り返りも含めて印象に残っている部分や僕目線な話をみんなに伝える事が出来たらな〜っていう感じで進めて行きます。

GtのINUI(なおといぬい)です。

そもそも今回のアルバム、ヨーロッパツアーの段階では曲は出揃っていて、ヨーロッパツアー中はミックスマスタリングの工程に移っていた。


まず、今回MVに選ばれた”Silence the Neighbor”は今年の2月に既に完成していた。
この曲が出来たきっかけを僕は明確に覚えているんだけど。
WORLD END MANのスタジオ中、休憩の際に何気なく僕が弾いたフレーズをKiyoさんが『お前それめっちゃええやん。それで曲作ってや。』っていう一言から始まってて。
すぐに家に帰って形にした、っていうかその日で8割”Silence the Nieghbor”の基盤が出来上がったのだ。本当に速攻だった。もしデスメタルの神がいるならあの日は僕に乗り移ってたと思う。でも勝手に俺の体を使うな、キレるぞ。。。とはいうものの。

今年の1月頃から作曲し始めて、Silence the Neighborよりも前に何個かネタはあったワケよ。
多分3〜4曲?程かな?まぁ〜〜〜〜どれもクソ。笑
クオリティが段違いすぎたんだよね。でもそのクソ曲も生まれてよかったのよ。
クソは出さないと体に悪いし、クソを見ないと何がどうしてクソなのかって判断できないから。

そんなこんなで”新曲”が完成し、今年の3月〜4月あたりにWEMは合宿に行く事になる。
UMEBOさんの加入もあり一泊二日という長いようで短い期間だけど音楽に集中する日。
いわばバンドの合宿練習である。

確かにUMEBOさんは東京だし、Kiyoさんや僕は大阪でどうやって練習すんの?って疑問があるでしょ?

なんと大阪のスタジオにはドラムを叩いてくれるサポーターがいるのだ。こいつがまた太っちょで金髪でメガネでさらには日本人離れしたような顔っていうとんでもないヤバイ奴がいる。あと草野球をしている。っていう、、、死ぬほど真面目でいい奴なんだけど。。。笑
表に出ないスタジオサポーターがそんなイキフンを醸し出しているもんだからWEMは裏も表もエンターテイメントなのだ。

 

そして”合宿先”でUMEBOさんとの合流
その合宿の1日目に”新曲”のタイトルがKiyoさんから発表された。

”Silence the Neighbor”

そう、この曲こそが今回ミュージックビデオとして公開された曲。

”Silence the Neighbor”

 

だった。
凄いでしょ。これ制作費0円。
監督 脚本 編集 主演 Kiyoさん。

俺もうこのMV1万回みた。

 って言うネタは宣伝したいのでやめておいて。


Silence the Neighborの制作秘話についてはこのコラムに掲載されているので是非読んで欲しい。
でも僕は現場にいたわけで、後にも先にもあんなにもKiyoさんがテンパってるのを見るのはこの日だけだと思う。。。笑 カメラマンの吉田さんをぶん殴るんじゃないかと少し心配だった。。笑 

でも完成形がこれだから凄い。

 

そして話を少し戻して。”Silence the Neighbor”と言うタイトルが発表された合宿。

僕は英語が一ミリもわからないけど、”Neighbor”という言葉にゾクゾクした。
意味はわからなくても僕は曲名や歌詞、曲を構成している音から、その曲の意図を考えるのが凄く好きで。特にNeighborなんて言葉を前に押し出したり使っている日本のバンドは僕の中では一人も知らない。
人それぞれと言えばそれで終わりだけど、言葉にも流行り廃りがあったりして
ジャンルや時代によってよく使われている言葉はあると思うからそういう事に注意しながら音楽を聴くともっと音楽が面白くなるかもしれない。
ちなみに僕は”ワンチャン”っていう言葉が死ぬほど嫌いだ。😡

合宿の1日目に
曲名がKiyoさんから”Silence the Neighbor”と告げられて
僕『Neighborというと隣人?静かな隣人ですか?』
みたいなアホな質問をした、そしたらKiyoさんが『隣人を黙らす。』って言ったのだ。
映画を全然見ない僕はその瞬間頭の中にナタを持ったジェイソンが思い浮かんだ。(ジェイソンが正解ではないんだろうけど。笑

つまりスプラッターなアレだ!!!なんていうか、リアリティを凄く感じた。超常現象や念力なんて話じゃない。人の悪意や憎悪が生み出す一番ヤバイやつだ。。。。
僕はKiyoさんがつけた”Silence the Neighbor”というタイトルに”本物の人”感を感じたのだ。。。。笑
もうドキドキした。産まれた感がいいやん?笑 曲が。笑 目を描く的な笑


そして僕達は一日中スタジオに入っていた。
夜はお酒とか飲んだりして楽しんだけど、特にヤバイと感じたのは、、、その宿。

木と山に囲まれているのだ。

これはどういう事かというと、大自然のど真ん中。
つまり野生への恐怖である。

夜中に僕がタバコを吸いに外に出るとガサガサと聞こえる。
すぐに戻りそれを伝えたら。Kiyoさんと調査することに。。。

正直二人とも超ビビってた。相手が鹿でも小動物だとしても。(音が完全に小動物じゃない気がしたんだけど、、、笑

野生はとにかく怖い、真っ暗闇。予測不可能。
そしておそらく野生動物は生への執着が半端ではないのだ。
(僕は以前に暗闇の山をIphoneのライトを片手に下山した事があるんだけどその時も途轍もなく怖かった。。。)

マジで終わったと思った。

っていうか暗闇すぎて動けない。
ジーーーーっと二人で漆黒の茂みの中をみていると、ガサっという音を最後に何もなくなったのだ。

でた。

サーモメンチだ。

本来、機器を使用しないと人間は熱を視認することはできないがこの”Kiyo”という男、

やってしまうのだ。

しかしサーモメンチは自身の眼球にも大量の熱を帯びてしまうので身体への負担が凄まじいと聞く。
その後Kiyoさんは酷く寝込んだ。

結局その日の音の正体を聞けるような状況じゃなかったので結局分からずじまいで夜が明けてしまった。
そして無事合宿2日目を僕たちは迎えたのだ。。。

 


今回12月19日に発売する1stアルバム
USE MY KNIFEのアルバムのご予約は皆さん済ませていますか?
先行予約特典があるので今のうちに是非ともGETしてください!😡
Tower records先行予約(ポスター)

WORLD END MAN/USE MY KNIFE - TOWER RECORDS ONLINE
・disk union先行予約(缶バッジ)

WORLD END MAN / ワールド・エンド・マン / ユーズ・マイ・ナイフ / 【ディスクユニオン・オリジナル特典:缶バッジ】 | diskunion.net HARD ROCK / HEAVY METAL ONLINE SHOP
HMV先行予約(ポスター)

USE MY KNIFE : WORLD END MAN | HMV&BOOKS online - GR-64

ちなみに僕の手元にはCDとポスターがすでにあるわけだが。
このポスターがチョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かっこいい。
内容はUSE MY KNIFEのジャケのポスターなんだけど
チョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜かっこいい。
このジャケ凄いよね。
全員死んでる!
終わってる!

僕はデスメタルのジャケのことをあまり知らないけど、大体メインになる犯人みたいなやつが残酷なことしてる最中のジャケが多い気がするんやけど。
全員死んじゃってて最高だなーって思った。

そしてアルバムについてなんだけど。
まず是非みんな買って欲しい。マジで!

このアルバム、内容は超シンプルだ。
12月19日待ち遠しいよなぁぁ!!

USE MY KNIFEはKiyoさんと僕が主に曲のアイデアを出し合って作ったんだけど。
こんなこと言うのアレなんだけど、、僕デスメタルをほぼ知らない。
僕が唯一大好きなデスメタルは芸歴27年目松竹芸能所属のDying Fetus師匠だ。

なので合宿の帰りの車内や、スタジオ前にKiyoさんから色んなアイデアを貰った。
そもそもデスメタルって???って言うようなところから入ったり。
シンプルにこんなんかっこいいよね〜みたいな感じで。


そして行き着いたと言うか、このノリ!みたいなところで合致したのが。

”縦ノリ”だった。

僕もKiyoさんも縦ノリが大好きだ。Kiyoさんは実際ニューメタルが大好きでHIP HOP的ノリも大好き。僕も勿論HIP HOPが好きだ。

超激烈ヘビーなビートダウンって言うのもできたと思うんだけど。
ノリって大事やん?人生においても。
全部ノリやん?そうやって俺ら教えられてきたやん!なぁ!

でも勿論ビートダウンもあるよ!ただやっぱり認識としてはここでは縦ノリって言いたい。
イキな感じするし。って言うかまぁそれはこれからアルバムを聴いてくれる皆んなの判断で良いんですけどね!笑

なんていうか僕が思っていたのは”踊れる”っていう感覚が凄く大事だな〜って思っていた。
ガチのダンスみたいな話じゃないよ??笑

なんていうか、、ノリが良い!みたいな?
身体動いちゃうな〜的な?
そんな感覚。
それを凄く意識した。
街中でもちょっとリズムのってるっぽいやつって
おっ?なんかアイツいけてんじゃん。
ってなるでしょ?

勿論ライブに来て思いっきりモッシュでもいいんだぜ👍

 


そして内容がシンプルって言った理由については

gekirock.com

先日公開された激ロックインタビューも合わせて読んでみて欲しい。

そして今回のアルバム、
ノリが良い。
ブルータル。
ジャケがパナい。
そして歌詞カード!これがまた面白い。
多くを今は言えないけど、とにかく隅々まで楽しんでいただきたい。



そして話はヨーロッパツアーへ。
(1日ずつ書くと流石に長すぎるので印象的なところだけ。)


〜2018年8月〜
本当に待ち遠しかった、っていうよりも実感がわかない部分も正直あった。
だってヨーロッパツアーだぜ!?
凄くない!?
正直これはただの自慢になってしまうし。
っていうよりも僕的には生涯誇りに持っていいことだと思っているんだけど。
僕はまだ24歳だ。そんな奴がヨーロッパツアーに参加できるんだ。
しかもそのヨーロッパツアーの中にフェスがあって
お相手はOriginやThe Black Dahlia Murder
Misery Index
さらにはDying Fetus師匠が出演する大規模なフェスがあるわけだ。
凄すぎる。

将来息子が出来たら自慢したい事ランキング1位だ。
いや、それよりも僕が父になったら『お父さん昔こんなのしてたんだよ。』って”Silence the Neighbor”のMVを見せるのも効果的かもしれない。

 

〜空港からチェコ、スイス〜
Kiyoさん、コハラさん、僕は空港で飛行機を待っていた。
上海経由でチェコに行き。チェコから車でスイスに移動。
スイスから遂にヨーロッパツアーが始まるわけだが。

なんと僕達6時間ほど空港で飛行機を待っていた。
飛行機がこないのだ。結局別の飛行機に乗ってチェコに無事着いた。。。

チェコではUMEBOさんとの合流。
僕達はメインの観光地に繰り出しチェコを楽しんでいた。
凄い場所だ、建物が洒落ている。物価が安い。
酒がうまい。
飯屋が決まらず観光地の広場で、早よ決めろ!って言ってKiyoさんが寝転がっちゃったりで僕達のテンションはもはや高校生だ。。。笑

そして次の日スイスへの移動。
今回ツアーのスタッフを務めてくれたホンザとぺピンとの合流。
ホンザは凄くいい人でプロフェッショナルだった。僕達をアーティストとして引き立ててくれる。
どのライブハウスでも、ライブ中の飲みのものは?と聞いてくれたり。
極寒のドイツにて宿を探してくれたり。プロのスタッフだった。

ただこのぺピンという奴がとんでもない奴だったのだ。。。。


まぁ初日は普通にスイスについた。
これまたスイスが綺麗なところで僕とKiyoさんは散歩していた。
現地の人が知らないのいいことに僕達は日本語で下ネタを連呼していた。。。笑
一通り散歩が終わりライブハウスに戻る途中現れたのはCARNAL DECAYのVo.Michaelだ。
今年6月の来日公演の時はKiyoさんが受け持っていたので勿論WEMも一緒にライブした。

このCARNAL DECAYのライブん〜〜〜まぁすごかった。笑
会場の盛り上がりもメンバーの演奏も。

そして次会った時はスイスだ。なんて素敵なんだ。
ていうかその日のライブPAはMichaelだった。

ライブ後はCARNAL DECAY が用意してくれた宿で寝泊まりをすることになるんだけど、その宿がまあ凄いその宿の中にライブハウスが二つある。
しかも超デカイ箱だ。ライブハウスがあるってことは勿論バーも合ってその晩はCARNAL DECAYが大量のお酒を振舞ってくれてかなり飲んだ。

このときどういう話の流れか覚えてないけど、確か体育会系的なノリが合ってそれを見たCARNAL DECAYのボーカルMichaelに
『どうしてお前はキヨにやり返さないの??』みたいなことを聞かれた。

こいつはバカなのかと思った。


死ぬほど酔いがまわってきたところで何故か僕達は川を目の前にパンイチだった。
気づいたら皆んな飛び込んで遊んでた。

全員バカだった。



〜Death Feast Open Air 2018〜
超ビールを飲んだ。ライブが終わってもキャンプ地から爆音のデスメタルが流れている。
こんな場所があったんか。。。

1日目はWORLD END MAN出演日。
もうめっちゃ楽しかった。

なんて言えばいいかわからないけど、楽しかった以外に思いつかない。笑
別になんのアレもなく純粋に楽しかった。。。笑
ただただ演者としてもWEMツアーとしても一人の客としても全て楽しかった。

この時やりきった感、っていうのはまださほど感じていなかった。だってまだツアーの序盤やん!これからっす!って感じだったもんで。

そしてライブが終わり酒を飲み、その晩。極寒で死にそうになった。
8月のドイツの夜は寒すぎた。。。。

3日目
”Dying Fetusの出演日
最高だった。泣きかけた。泣いた。
そりゃ好きなアーティスト目の前にしたらやばい。

そして問題はこのライブ後だった。
Dying Fetus終演後
楽屋でUMEBOさんKiyoさん僕が座りながらボーーーっとしてた。
片付けられていく機材を見ながら。

なんだこれ!
これがエモい!なのか?!笑
実際二人がどう思っていたのかわからないけど。
この時、『これ、、、まだツアーの序盤やで。。。』
みたいな話をしていた。
でもやっぱりそれくらいに楽しかったし、会場はデカイし。
そりゃ、、、そうなるよね!笑

 

ツアー中はいろんなところに回った、田舎も中心地みたいなところも。
どこにいくにしても、せっかく来たなら現地を楽し見たいのにこれを妨げる野郎がいた。

ドライバーのぺピンだ。

前述した通り、ぺピンはとんでもないやつだった。
死ぬほどマイペース。現地入り時間ギリギリに着く。
ヤバイ。

マイペースって書いたけど、マイペースでもないかもしれない。
このぺピンは一回のパーキングが死ぬほど長い。
大体トイレが長い。

特に東京組のメンバーは帰りの飛行機の問題もあったため最初からかなり心配していた。
大阪組みは一応1日あけて航空券を取っていたのでまぁ問題はなかった。(しかし後にこれが大問題になる)

まぁ帰りも心配だけど、このツアー自体が心配だ。

そして心配が最高潮に達したその時、
Kiyoさん『ちょっと行ってくるわ!コハラ!お前もこい!』

行ってしまった。

そうだ、ぺピンは誰を相手にしてるかわかっていない。
もう終わった。

数分たつと3人が帰ってきた。

車に乗り込んだ瞬間は誰も何も言えなかったが、車が出発して少しするとコハラさんいきなりの
『いぬい、調子どう?ツアー楽しんでる?笑』発言。

何がだwww

勿論ツアーは楽しい笑
しかしいきなり『調子どう?』って言われてもこっちのセリフだと言いたい。笑
いや、コハラさんなりにムードを察知して喋ってみたんだと思うのだが。。。笑
結果的にコハラさんが喋り始めて、UMEBOさんが『どうなったんすか?』
って言って事の真相を聞くきっかけになったんだけど、、、笑

結果的にぺピンはシメられたのだ。Kiyoさんに超シバかれたらしい....笑

そこからのぺピンときたら超素直な奴だった。
っていうよりも打ち解けた感があったような気がした。
ただ本当にこのタイミングでこの出来事が無かったらずっとこのままだった思うし、この出来事があってよかった。っていうか無かったら最悪のツアーになっていたと思う。
UMEBOさんはこの話で大爆笑してすごく調子が良くなっていた。。。笑

 

ベルギーだかフランスにいく車内では
僕達は完全にビートたけしになっていた。
というよりもココリコ遠藤がするビートたけしのモノマネのモノマネだ。。笑
何故か超盛り上がって日本語が通じないぺピン相手にずっとビートたけしのモノマネをしたり、事あるごとにビートたけしだった。
全員死ぬほど似てなかった。。。。笑
どうしてあんなに盛りがったのかわからない。。。。笑


僕達はツアーを終えチェコの空港に居た。
東京組が先に帰り、大阪組は一日滞在するのだ。
シメられたぺピンは予定よりもかなり早く着いてくれた。
この時日本では台風が来ていた。

その心配もあったがどのみち大阪組は1日残らないといけないので、その日もチェコにいた。
1日目に行ったチェコの飯屋に再びいきそのあとはホテルで軽く打ち上げしていた。
本当に楽しい2週間だった。中々できない経験をさせてもらってKiyoさんに本当に感謝だ。

最終日のスロバキアではKiyoさんとUMEBOさんと僕との会話がそんな感じになってちょいエモだった。。。笑
いや!でもそうなるでしょうよ!だってツアーの最後の日だし、特にKiyoさんはツアーの全てを任されているわけで、、、それの最終日ときたら!ね!、、ね!笑


そして大阪に帰る日、チェコ〜上海へ事件が起きる。
チェコ〜上海〜大阪なのだが、
上海〜大阪が台風の影響でストップしていた。

その日は上海で泊まるしか無いとのこと。

終わった。

帰れない、ニュースを見ると関空がヤバイことに。

僕達3人はホテルに着き、絶望的な雰囲気になっていた。
ここでKiyoさんが、『ちょっともっかい行ってくるわ。』といい空港に向かった。

コハラさんと僕はKiyoさんの帰りを待っていた、何分たっても帰ってこない。
2時間経っても、空港でなんとかしようとしてくれているKiyoさんが脳内に浮かんできた。

気づいたら僕は寝ていた、起きてもKiyoさんはいなかった。
そこからまた数時間、、コハラさんが叫んだ『うおぉぉっ!キヨさん日本着いたって!!!』

わっ!!!!!!!

帰った!!!!!

キヨさん帰っちゃったwwwwwww

大阪は無理だったけど広島になんとか着いたらしい笑
この報告は僕とコハラさんにはかなりの吉報だった。
帰れるのだ。しっかり日本に帰れるのだ。

なんとかできる!

僕達は次の日空港に向かい、英語ができないなりに日本に帰りたい事を伝えたがその日はダメだった。広島も岡山も。

そして次の日も。


そしてその次の日も。

その次の日も。。。


もうKiyoさんが帰ったあの日からもう3ヶ月ほど経ちます。

僕は未だ上海のプードンにいます。
プードンは途轍もない田舎です。

家にドアは無く、川の色は茶色で、この街に髪が赤いやつなんていません。

また何かあればご報告させて頂きます。谢谢