Silence the neighborミュージックビデオ撮影秘話~その3~最終回-そして伝説へ-

すいません

タイトルはなんとなくです

Silence the neighbor撮影秘話っていうより、今日に限っては制作秘話やな



なんとかかんとか撮影を終えた我々

素人。っていうか"撮影なんかやるのはじめて!"っていう素人以下のみ6人で
よく5時間でやり切ったよなぁwwww
ほんとうの奇跡やと思う
ほんとうに疲れたわ
俺、普段気分悪くなるくらいトレーニングする人間なんやけど、撮影の日がここ数年で一番疲れたもん.....

まぁそんなこともあって
撮り終えてから編集作業に入るまで
1週間くらいなんもしなかったwwww
いや、1週間以上や
メンバーとか吉田さんに「完成楽しみや~、あ~めっちゃ楽しみや~」って頻繁に言われてたけど、「う、うん.....」ってず~っと躱し続けておりました

それには割と理由がありまして
①単純にめんどくさかった - 撮影で割と燃え尽きたオレ。なんか作業に入るのがダルかった
②割と余裕があった - なんだか編集はじめたらサクサク作れる自信があった

②に関してもう少し細かく言うと...
"Feed the negative"、"KING DISSECTION"のMVは編集がめっちゃダルかった
それは単純に素材が足りてないからね
演奏シーンとかiPhoneカメラで個人個人で撮影したテキトーな自撮りだから、色々加工しないと使いモンにならないし、絵も足りてないから自分で描いて足さないといけなかったし....

けど今回のSilence the neighborはというと、曲始めから終わりまで
素材は全部揃ってるわけだから
俺が作業前に思い描いていた俺のタスクは大きく分けて
①シーンの選定 - 曲のどこでどの動画を使う選定していく

②画質 - ここでいう画質は画像解像度とかクオリティとかそういうんじゃないよ。元々最高の解像度で撮影しているものに、フィルターかけたり...色味、彩度、コントラスト、明度...とか調整する作業のこと。これでその動画全体のイキフンがだーーーーーーーーーいぶ変わりますからね。超重要

③編集 - デスメタルやからね。場面場面の切り替わりにスピード感大事。映像でどうスピード感を演出するか?そのアイデアが俺には最初なかった。からいっぱい他の動画を見て勉強し始める必要があったんだなぁ....

①に関しては、アレだ
メンバーに「ここは絶対自分を映してほしい!」っていう要望があったら言ってくれ。って伝えてリクエストをもらった。コハラは"頭回すところ"、イヌイは"とあるリフのとこ"、うめ里はクソ目立ちたがり屋なので100箇所くらい指定しやがったからシカトした

ここで嬉しい誤算
CPEナオキの拷問され役が秀逸すぎる!!!
全部まったく同じ拷問役でもう100作は出してるような名演技だ。終わったわ....
拷問界のスティーブン・セガールだわ...
ナオキの取れ高がハンパなさすぎる

②の画質は....
色々な映画とか参考にしたかったけど、私素人ですから
この映画のこの画質がいいな!とか思ったところで再現の仕方も分からないし、それをやってみたから俺らの撮影した動画にハマるわけでもないし....
もう最後は感覚でエイ!ってやった。アートも路上の喧嘩も最後に頼りになるのは己の感覚と五体のみですよ

③これが一番どうなるかなぁ~と思ったけど、まぁやってるうちにどうやったらノリとスピード感が出るか分かってきた。教えないけどw まぁ合ってるかもわかんないから別にみんなに教えることでもないし。まぁけど多分こういうことよねという自分なりの理論は発見した


編集作業してると1秒の何十分の一みたいなコマも1つ1つ見ていく事になるんやけど、たまに出現するブサイク茂樹がヤバかった

あとみんなすげーいいアクションしてるのにコハラだけ動きがズレてて使えないシーンってのが800か所くらいあってコハラ殺しそうになった

イヌイはよかった。が、YOUTUBEのコメント欄でピンクヘアーをいじられまくってるなw 俺、もう見慣れてたし最初は赤やったからピンクなんてコメント欄見るまでなんも意識してなかったw まぁ~個性的でええんちゃうかな


ふぅ

まぁなんだかんだで
完成した"Silence the neighbor"
完成した時はまぁ....「明日からやっとNETFLIX見まくれるな」くらいのもんやってんけど、SLAM WORLDWIDEにアップされた時のあの興奮は凄かったな

このビデオが何十万、何百万回再生されなくても別にいいわ
吉田さん、ナオキ、メンバーと一緒に文字通り無我夢中でトライしてここまで来たんだもの。完成しただけでまぁ幸せだ



ひとつ自慢させてください
みなさんに感想で「メンバーがかっこいいね」って言ってもらえるんです
でも、これ前述しましたが各メンバーごとに1周づつしか撮影してないんです
1発勝負づつで、ここまで"絵になってくれた"うちのメンバー
最高です

激ロックのインタビュー読んでくれた方は見たと思うのですが
僕はエンターテイメントでありたいんですよね

楽器演奏するのは上手いけど見た目は普通のそのへんのにーちゃん
俺はそんなやつとは一緒にやりたくない

デスメタルバンドってのは動物園だ
動物園にロバとかハト見に行かんでしょう
金払うんだもの。ワニとかライオンとかバカでかいヘビ見たいでしょう

とにかく

俺は見た目に反してクリエイトするのが好きだわ
映像も音楽も
そのうち絵も本格的に描いてみたいな



◆明日のこのコラムはなんと俺に変わって!!
"日本語ラップの文法を確立した男" WORLD END MANギタリスト「LIL イヌイ」ことナオトイヌイが書いてくれます!ヨーロッパツアーの思い出、アルバム制作、MV撮影なんかについて語ってるみたいです!乞うご期待!

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